2023-01-01から1年間の記事一覧

イン・ザ・ユーロスター2

2023年のことを考える。2023年のことを語ろうと思うと、僕は途方に暮れてしまう。例えば僕はなるべく事実に誤りが生まれないよう時系列的に、そしてあくまで客観的に、語ることができる。つまり、4月某日に誰々と出会い、5月の某日には恋人同士になった。7月…

イン・ザ・ユーロスター

羽田空港を出発してから29時間が経った。道中を楽しむことも旅の醍醐味ではあるが流石に疲れてきた。腹も減ったし、神経も張り続けている。まだ2時間半も電車が残っている。自分以外に頼れる人も勿論、誰もいない。 どうしてこうなったかと言えば、何を隠そ…

ミュンヘン到着

昨日の夜19時半に羽田空港を出発し、北京で乗り継ぎをして先ほどドイツのミュンヘン空港に着いた。到着時刻は朝の6時。まだ街は真っ暗だった。ここまでの旅はほとんど滞りなく進んだけれど、一度だけ大きな事件があった。北京で飛行機を降り、乗り継ぎのため…

北海道2日目

北海道2日目。今日は疲れた。 一人暮らしがしたい。家族からは離れて、自分の選んだ人間と自分の選んだ場所で自分の好きなことをしたい。私はそうしなくてはならない。新しい場所で新しい人生をスタートさせて、私は初めて自分が自分みたく思えるんだ。 目一…

Not happy

鬱。無感情。自傷衝動。希死念慮。

レゾンドトゥール

世の中にはエッセイやら随筆やら評論やら色んな種類の文章がある。その中でも私が一番好きなのは小説だ。なぜなら小説は全て空想で、それ故に他のどんな文章よりも物理的なインパクトを持っている。 過去読んだ中で最も印象に残っているのは村上春樹氏の「風…

その恋こそが永遠と信じて

I fall in love too easily I fall in love too fast I fall in love too terribly hard For love to ever last 僕はいとも簡単に恋に落ちてしまう あまりに早く落ちてしまう とても深く激しく その恋こそが永遠と信じて チェット・ベイカーのI fall in love…

私は今まで見てみないふりをしていたこと達に目を見開かねばならないのだ

お前は自分の人生に到底満足をしていないし、お前はそれをよく分かっている。 ”声”はここ数週間の間、折に触れて私の耳元でそっと囁かれる。私はより自立した人間にならないといけないのかもしれない。声が意味しているのはそういうことだろうか。いや、必要…

ヒップでシュールなスプリント、凡庸さのマラソン

前回書いた日記を読み返してみたら随分といい仕上がりだった。書いたときは例の如く全然自信がなかったし、あんな短かな文章にとてつもなく長い時間をかけたのだが、そのためもあってか、あるいはそれとは特に関係なく、なかなかいい文章だと思った。 それは…

完全に書き途中

今日は11月上旬の土曜日。朝から少し空は曇っていて、風は肌寒い。弘明寺の商店街にあるドトールコーヒーで私はパソコンに向き合っている。ここ最近の生活は大方退屈だが、痛みや苦しさは特別ない。 私が破局をしてから大体1ヶ月が経った。今はその打撃から…

神経を引っ張り引っ張り引っ張り、そしてたまに思い切り指を離してその弛緩に身を任せる

今日は類を見ない生産的な1日だった。朝は八時半に起きて母親を駅まで送って行った。帰ってきて九時半にまた妹を駅へ送り、自分は十時に家を出て申請していたパスポートをパスポートセンターまで受け取りに行った。 昼には珈琲館に入り、課題を三つ終わらせ…

月曜日はひどくネガティブだったけど、火曜水曜と私はそれなりに機嫌が良い

月曜日はひどくネガティブだったけど、火曜水曜と私はそれなりに機嫌が良い。なんとなく気楽に人と接せられていると思うのだ。 今日は私のお気に入りの授業があった。13時に学校に着いて一本タバコを吸ってから、授業に入った。2コマ連続の授業だったのでか…

今日はあまりにネガティブなので正直公開したくない、けど書いたしする

現世で生きることは絶え間ない苦痛である。少なくとも私にとっては。でもこの日記の中では私は自由である。およそ私が自由になれる唯一の場である。この小さな世界を築いたのは紛れもなく私であるし、それについては私は自分のことを誇りに思っている。 私は…

気持ちのいい風の吹く、穏やかな秋の昼下がりだった

おじさん、おばさんこんにちは。今日は2023年10月26日木曜日。キリストが生まれてから2023年目で、僕が振られてからちょうど二週間目の記念すべき日だ。 私は今日10時ごろに起きて、母が作り置きしたカレーライスを食べ、その後駅の近くのコーヒー豆屋さん…

あなたは素晴らしい人間である

彼女に振られてから二週間が経とうとしている。もちろん私の日記をここまで全て読んでいる人間はいないだろうが、ここまでの足跡(精神の足跡?)は過去の日記を追っていけば、極めて断片的にではあるが記されている。今私はおそらくある種のトランスフォー…

何かが微妙に我々の間に挟まって、うまく言葉は回り始めない

数日経って日記を開く。今は土曜日の昼下がりで、あと1時間は予定がない。5時半からは先輩と待ち合わせているので、それまで時間を潰しにカフェに入っている。 この前の日記では私が彼女に振られた話から始まって、どういうわけか彼女との馴れ初めを語り始…

彼女は私にとって生まれて初めて全力で愛した相手だった

あの悲劇的な出来事から約一週間経ってようやく僕は日記を再開する。私にとっては早い方だと思う。本当なら1ヶ月音沙汰がなくなっても、あるいは、もう二度と日記を更新しなくなってもおかしくはなかったのだ。でもこうして私は書いている。それはまずいい…

なんでよりにもよって今

今日は水曜日で、今学期最初の大学の週を終えた。課題やオンデマンド授業はまだあるけれど、授業に行く日は月曜日から水曜日の三日間だけなので、ひとまずは1周目を走り切ったといっていいだろう。とはいえ、最初の週だし、それぞれの授業も大した内容に入…

久しぶりに早稲田に行くと季節は秋になっていた

ここ数日は、後頭部のあたりにポカンと空洞ができたような心持ちである。 いつからといえば、私がひどい風邪をひいて、エスシタロプラムの飲む量を1錠から2錠に戻した日あたりからである。 風邪をひいたのは久しぶりだった。小さい頃から風邪をひくと、不…